ニュースプレスリリース

モバイルアプリ作成ツール Platio(プラティオ) の Android(アンドロイド)版 を正式販売開始
京セラ が倉庫業務をIT化する「棚卸アプリ」で 物流テック を推進!

〜国内シェア半数以上のAndroid OS対応でスマホ活用を拡大!2022年度1,000件の導入を目指します〜

報道発表資料
2020年6月16日
アステリア株式会社

 アステリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、モバイルアプリ作成ツール『Platio(プラティオ)・Android版』(正式版の販売を本日より開始します。また、京セラ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:谷本秀夫、以下京セラ)がPlatioを導入し、同社独自の「棚卸アプリ」を作成。物流倉庫において作成・参照する棚卸データの共有や管理をペーパーレス化するなどの物流テック※1を推進するとともに、Android版の販売に伴い全国の拠点でPlatioの利用展開を開始することを発表します。

<「京セラ」がPlatioで作成・導入した「棚卸アプリ」の画面イメージと作業手順>

日次の棚卸リスト棚卸数を入力して保存リストに棚卸数が反映
イメージ イメージ イメージ
イメージ

京セラがPlatioを導入、「棚卸アプリ」で倉庫の在庫管理をスマート化

イメージ

在庫の状況を確認し棚卸結果を入力する様子
(京セラ、印西物流センター@千葉県印西市)

 各種部品や通信機器、サービス、ネットワークなど幅広い事業を手掛ける京セラでは、かねてからIT化やデジタル化による業務改善を推進しています。しかしながら、40万点を越える多くの製品を扱う同社の物流倉庫では、紙のリストを使用して棚卸を行っていたため、広い倉庫内で用紙の受け渡しに伴う移動、目視チェックにかかる時間や工数が発生。また、紙への記入と、そのデータをパソコンで入力する業務では人的ミスが発生するなど、倉庫内業務においては業務効率化とともに在庫精度も課題となっていました。
 そこで、倉庫業務の現場から「棚卸用のアプリを作れないか」という意見が出たことをきっかけにアステリアのPlatioを導入。数時間で同社独自の「棚卸アプリ」を作成し運用を開始しました。また、PlatioのAndroid版がリリースされたことを契機に、このアプリは京セラの全国物流拠点への展開が検討され、将来的には現在の3倍を超える100名以上での利用が見込まれています。また、資材部門でも入貨物の検品チェックで使う「異常報告アプリ」のテスト運用も検討されるなど、Platioは現場で簡単に始められる「物流テック」として活用領域が広がっています。

<ユーザーのコメント>

  • イメージ 当社では業務のIT化・デジタル化に力を入れており、Platioは低コストで業務のデジタル化を推進できるツールとして導入しました。現場主導で簡単にアプリを作り運用できるため、業務改善に直結しやすく、1拠点で使い始めてすぐに他のシーンや他拠点での活用が期待されていました。この度のAndroid版提供により、いよいよ全国に利用範囲を広げて、業務効率化が加速できることを嬉しく思います。

    京セラ株式会社 物流事業部 事業推進部 部責任者
    高橋 勝浩 氏

『Platio・Android版』のリリースの背景

 新型コロナウイルス感染予防対策として政府が発表した「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」※2や、「新しい生活様式」※3では、「3つの密」を徹底的に避けることや「人と人との距離の確保」などの感染対策とともに在宅勤務(テレワーク)の運用が呼びかけられました。その結果、在宅勤務(テレワーク)が普及し遠隔環境での業務遂行が増えたことで、幅広い業界で従業員が保有するスマートフォン(以下 スマホ)利用「BYOD」※4の導入が拡大※5しています。
 Platioは、現場の業務に合ったアプリを簡単に作ることができるツールとしてiOS端末を利用する企業に広く導入されてきましたが、国内の半数以上のシェアを占めるAndroid端末への対応ニーズも多く、BYODが拡がるなかでその需要はより一層高まっている状況です。また、2022年には3G通信サービスの終了に伴うスマホへの移行も見込まれ、ビジネスにおけるスマホ活用はさらに進むと考えられます。
 また、企業におけるスマホ活用ニーズは、今回のコロナ禍を機にさらに高まっています。アステリアは、Platio・Android版の提供開始により、テレワークをはじめとする「新しい働き方」の推進にも貢献したいと考えています。

『Platio』の今後の展開

 半数以上の市場シェアを占めるAndroid版のリリースによりPlatioの利用環境が2倍以上に拡大されるとともに、iOS利用者以外でも現場業務のアプリ化による業務プロセスの省力化や効率化を支援できるようになります。幅広い機種のスマホに対応したことでより一層の拡販を図り、2022年度にはPlatioの導入件数1,000件を目指します。

※1:物流テック…物流業務をより効率的なものにするためにITなどの最新技術を活用する仕組み
※2:新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(新型コロナウイルス感染症対策本部決定
www.mhlw.go.jp/content/10900000/000633501.pdf 厚生労働省WEBサイトより
※3:5月4日に新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、厚生労働省が発表。
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html 厚生労働省WEBサイトより
※4:Bring Your Own Deviceの略。個人が所有するスマートデバイスをビジネスや学校等で利活用すること
※5:当社調査による業界動向



『京セラ株式会社』について( Webサイト www.kyocera.co.jp/

イメージ

 京セラ株式会社は、ファインセラミック部品の専業メーカーとして1959年に創業。現在では、情報通信、モビリティ、環境・エネルギー、医療・ヘルスケアの 4つを重点市場と位置づけ、素材、部品から、機器、サービスまで幅広い事業をグローバルに展開している。

『Platio』について( Webサイト plat.io

イメージ

 Platio(プラティオ)は、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリを作成・活用できるクラウドサービスです。誰もが自社の業務に合った最適なアプリを活用することで、ビジネスの現場におけるIT化を推進し、人手に頼っていた業務プロセスを効率化します。アプリは1〜3日程度で作成でき、すぐに配信して現場で使い始められます。現場担当者がアプリから入力したデータはクラウド上に保管、管理者へリアルタイムに共有され、タイムリーに現場の状況を把握できます。また、入力データの変化を自動で検知し、管理者へ通知する検知機能により、異常にいち早く対応できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され「2018年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。

「アステリア株式会社」について( Webサイト www.asteria.com/

 アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に8,520社(2020年3月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,562件(2020年3月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

京セラ株式会社による具体的な導入事例はこちらのサイトで紹介しています。
plat.io/ja/case/kyocera

【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社
広報・IR部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL:03-5718-1297
FAX:03-5718-1261
E-mail:

【製品に関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社
ネットサービス本部
TEL:03-5718-1660
FAX:03-5718-1261
E-mail:

以上
日時:2020年06月16日 15:00

アステリア、Asteria、Handbook、Platioはアステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

ページ先頭へ